Enterprise Linux GISのインストール
Linux上にgdal等のツールをインストールするためにあらためて調査をしたところ、 Enterprise Linux GISというパッケージが存在することが判明。対応しているパッケージが若干古い(昨年夏頃)が、これを用いればyumで管理できるため、試しにこれを用いてインストールしてみた。
インストール手順
CentOS 5(x86_64)へインストールした場合のおおよその手順は以下の通り。(途中、失敗してやり直しながら実施したため、多少漏れ等がある可能性有り。)基本的にrootユーザ(あるいはsudo)で実施。
CentOS 6でもインストールするrpm等が変更になるだけでほぼ同様の手順で可能と思われる。
- ELGIS 5インストールと設定
rpm -Uvh http://elgis.argeo.org/repos/5/elgis-release-5-5_0.noarch.rpm
vi /etc/yum.repos.d/elgis.repo
elgis plusに関するをenable=1に設定する。これが無いとspatialiteで必要なパッケージが取得できずgdal2tiles.py実行時にエラーとなる。
その後、以下を実行(これが無いとgdalインストール時の依存パッケージが取得できない)
rpm -Uvh http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Fedora/epel/5/x86_64/epel-release-5-4.noarch.rpm
yum updateを実行
yum update
- 個々のパッケージのインストール
PostGISのインストール
yum install postgis yum install postgis-utils postgis-docs
インストールされるPostGISのバージョンは1.5.3。対応するPostgreSQL,GEOS等も合わせてインストールされる。インストールされたPostgreSQLのバージョンは8.4。
PostgreSQL 8.4について以下のパッケージを後で別途インストールした。
yum install postgresql84-contrib postgresql84-server
GDALのインストール
yum install gdal
依存するパッケージも取得してインストールされる。
GDAL関連のパッケージとして他に以下はインストールできることを確認。
yum install gdal-docs gdal-static
gdal2tilesは以下でインストールされる。
yum install gdal-python
他のパッケージのインストールは未確認。
ELGISでインストール可能なパッケージのリストは以下のものとのこと。
http://elgis.argeo.org/repos/5/elgis/x86_64/repoview/